５年生アートの様子です。
「芸術は爆発だ！」という言葉を残した，岡本太郎の「森の掟」という作品を鑑賞しました。
まず，絵をみて何が描かれているのか考えてたくさん書き出し，一人ずつ発表しました。今までは絵の鑑賞をした時に，みんなの解釈が一致していたのが，今日は絵の同じ部分を見てもそれぞれ考え方が違うので不思議です。


なぜ，みんなの解釈が一致しないのか。
先生から，「この絵は抽象画といい，様々な解釈ができ判断が分かれる絵だからだよ。」と説明があると，納得した様子でした。

次に，何がどのように描かれているのかをよく見ながらクーピーやペンなどを使って塗り絵をしました。
色を塗りながら「完成させるのにどれくらいかかったのだろう？」「この生き物は○○かな？」「ファスナーは異世界への入り口みたい！」など色々な疑問や想像があふれ出してきました。

次に，岡本太郎の対極主義について話を聞きました。
一つの絵の中に反対のものが描かれていることを知ると金属と木材，大と小，人工と自然などさまざまな意見が出ました。その中で，色の明るさに注目した児童がいました。今日見た絵は，対立する色である赤と緑がたくさん使われていたのです。

その後，絵を見てお話を考えました。
主人公は誰にするか，時代の設定はいつにするか，想像を膨らませて自由にストーリーを書きました。

今日の鑑賞の授業で，対立するものが一緒に描かれていることでエネルギーが生まれることを知った児童達。
今度は自分たちで大きな抽象画制作に挑戦します。
とても楽しみですね！！

暑い日が続き，外での活動が制限される中，休み時間はライブラリーで本を読んだり借りたりする児童が多くいました。

図書委員の児童は，手際よく本の貸し出しを行っていました。

室内でゆっくりと本を読み，様々な物語に触れるのもいいですね！